yutuki2tuki's blog

なにもしていません

虚構の未来からみえること

高レベル放射性廃棄物処分、ようやく終了

放射性廃棄物を処分するのに10万年かかるというニュースを見るとき、世界史で習ったレバノン杉の事を思い出す。紀元前数世紀に伐採のし過ぎで、レバノン杉はほぼ絶滅し、今は僅かにしか残っていない、という歴史のいちエピソードなのだけど。これを愚かな事だと授業で習うわけだ。

翻って放射性廃棄物のことは、何百年先の誰かが、僕と同じように21世紀初頭の愚かなエピソードとして習い、しかも現在にも続いている、そのことへの憎しみを込めて僕たちを目差すのかと思うと、ほんとうにいたたまれない気持ちになる。

その意味で、この虚構新聞の記事を見たとき、悲しい気分でありながらも、なにかほっとしたような、そんな気持ちにさせられた。ここには何と書かれているのだろうか。